書物蔵

古本オモシロガリズム

喧嘩する図書館員

〔石井の発言〕 アメリカだったら出て行ってもどこかで拾ってくれるという、そいういうところで違います。〔戦後〕日本の場合は〜辛抱してしまう人がいるんじゃないかと思います。事実そうして辛抱しちゃった人がいるな*1。ただ戦前だったら――救いなんていうとまちがいなんだけれども――そこで口惜しくして外地に行くわけね。満洲、朝鮮とか台湾に行って新天地を開く。鈴木マサチさんや兵庫の楠田五郎太などはその例でしょう。大橋図書館にいた金城朝永竹内善作とけんかして沖縄の研究者になってしまった。(人物から語る図書館史--「図書館を育てた人々」を編集して / 対談 石井 敦 ; 対談 藤野 幸雄 図書館雑誌. 79(4) [1985.04] p186〜189) p.187

いい(?)話やなぁ(・∀・)
もちろん石井さんってば、きっちりはっきり戦後民主主義してたから、植民地=悪であるという政治的に正しい発言と一緒だけれども。
この話を友人にしたら、これ読んだことがあったとのこと(×o×) ヘーゼンとして、

アメリカは全体が植民地ぢゃないデスカ(σ・∀・)σ

ですと(・∀・) せっかくの石井トン先生のエクスキューズが無化されちまったなり(´∀` )

*1:群馬時代の渋谷国忠のことか?