書物蔵

古本オモシロガリズム

昭和の子、昭和の親

猫猫先生経由で、栗原裕一郎「まだ知らないあなたのための静かで熱いボールペン戦争」を読もうとして隣の記事を読む。

昔の親は、おおむねそうだった。自転車や、野球のグローブや、菓子類やプラモデルを買うための出費については、どうしようもなく吝嗇であった同じ人間が、本や辞書を買うという話になると、迷わずに千円札を取り出したものなのである。昭和というのはそういう時代だった。
小田嶋隆「大日本観察」「週刊ビジスタニュース」メルマガ2009.05.20配信分http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3366

わちきの親は、のちプラモデル屋を始めたにも関わらず、プラモデルの出費には吝嗇であったが、本に関しては、昭和期の軍事費みたいに金をつけてくれたのもフシギである。