書物蔵

古本オモシロガリズム

NDC:9□6の危うさ

こんな記事を読んだ。「メモワールブーム!ユダヤ人迫害伝記で捏造騒動(海外Reader)」『新文化』(2009.1.15)p.12"Angel at the Fence"という話が人気で手記として出版が予定されていたのだそうな。収容所の塀ごしに少女が投げ入れたリンゴで救われた少年が、その少女と結婚する、という「実話」。
ところがそれが実話じゃなかったことを著者が認めちゃったそうな。手記、体験記(メモワール)は、歴史学書じゃないからトーゼン、そーゆーことも、あるわな。書いてあることの真偽について図書館は責任を持てないし、持たないから、とりあえずいいけれど、闘病記も同じような図式にはまるから気をつけるのがいいわな。