書物蔵

古本オモシロガリズム

大阪天満宮

図書館本を探すも、均一で1冊のみ。
書誌調査. 1995. -- 書誌調査研究会, 1995.11 100円。
中田邦造書誌が載っていてびっくり! わちきの知らんものも載っていた。

中田邦造全集の提唱。

京都へむかう道すがら、わちき思うたんだ。中田の詳細なbio-bibliographyは実はもうあるけれど(1980梶井重雄さんによる)、中田の全集、っちゅーか著作集ってあってもいいと思うんだわさ。
中田ってば短編ばっかだけど、とってもたくさん著作を残してるしなによりも。
いろんな多面性をもってる不思議なお人である。
哲学的側面とか教育家側面とかではすでにいろいろな人がアプローチを試みている。それにわちきもほかのだれもが気づかなかった側面を発見できたし。
良くも悪くもそんな多面的なアプローチができる人物って、おそらく日本の図書館人の最初の人物では?
もちろん、梶井重雄さんの編集した中田邦造 / 中田邦造[他]. -- 日本図書館協会, 1980.8. -- (個人別図書館論選集) もあるけれど、有山タカシとか前川恒雄氏とかの著作集が単行本3〜4冊程度の分量ではじめて全体像がおぼろげながらわかるように、邦造タンもまた、単行本1冊ではチト少なすぎると思うのだ。