書物蔵

古本オモシロガリズム

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!! 国民読書!

掘り出しをかかえ満足してぶらりぶらりと廻っていたのであったが。
白っぽい本がならんでいたところで。
ん? 白っぽい本にはさまれてグラシン紙でやっぱり白っぽく見える本があるが。
かすかーに「○○○○○図書○」と見えたよーな? 光の加減???
捕ると。。。
げげーっち!
國民讀書と図書群 : 新しき讀書文化の為に / 堀内庸村著. -- 青年文化振興會, 1943
の,それも1944年の再版2刷じゃないの!
いやーぁ1冊持ってるけど(堀内さんから東田さんに贈られたとおぼしきものを)。
この後刷りってのがむちゃくちゃ重要。
特に戦中のものは奥付に刷り部数まで印刷されている。これでどれくらい刷られたのかまでわかるのだが,
ナンート! フツーの図書館やあるいは国会図書舘なんかでも初版初刷りがほとんどだから,たくさん刷られたのかどうか,ってことは古書市場でみるしか手がないのだ!
今回,この貴重な後刷りによってまたも,国民読書運動の一端が解明されてしまうよ。
「古本の店せいしん」さんとこで525円。安し!ありがたし! 相場は,2000〜4000円というところでしょうか?
結局のところ。。。

古書展は日々是決戦 一瞬の閃き軽んずべからず

ということでせうか。