書物蔵

古本オモシロガリズム

神田で地図の雑誌『地図』を拾い地図図書館学を想う

がまんできず,また神田の古書展にいってしまう(^-^;)
実際,初日の午前中はおちついて本が見られないから,人混みがなくなった状態で廻ると落ち穂拾いができるのだ。
友人はこの落ち穂拾いが超得意だからマネしてみた。
ということで,1960年代半ばの雑誌『地図』を数冊拾う。一括で1500円。安い。
この雑誌,付録で復刻版地図をさかんにつけていた時代があったらしい。これにも付いてる。五千分の一東京実測図(明治初期)とか。

マップ・ライブラリアンシップ

地図図書館学(map librarianship)の話はしたっけか。英米,とくに英国で発達した知識体系らしい。地図(とくに紙地図)は図書館資料として使うのが実はかなりむずかしい。
で,この地図図書館学の唯一といっていい本があるのだが,あんま有名じゃないねぇ。わちきはその本をたよりに地形図の全体像を俯瞰してみたいと思ってをるが…

図書館科

ほかにも,昭和12年の国語課副読本の解説本を立ち読み。図書館のところがあったよ。ってなんだかわからんでしょ。これはまぼろしの科目「図書館科」へとつながっておるのぢゃ。でも買わず(はほへほさんが買ったみたい)。
あ! あと『満洲の四季』って本の序文を柿沼介が書いてたのをハッケーン。でもやっぱ買わず。