書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館史のコピーをもらう

友人Aに図書館雑誌のコピーをもらう。一昔以上まえの記事。わちきの知りたいことが,一部に書いてあるのだわさ。図書館雑誌はいちおう総索引をみたんだけどね。
ある人物についての回想録なんだけど,その中に,違う人物の回想が,「そういえば何々」といった形で突然でてくるのだわさ。紙面に占める割合は結構おおいんだけど,人がつくる索引だと副次的な主題ということで採録されないのが普通だから。
図書舘情報学的に(つまり効率的に)情報探索すると,おちぼ拾い的な情報がぜんぜん集まらなくなるという逆説。
でも,じゃあ友人はどうやってみつけたの? といえば…
どうやったんだと思う?
そう! 通覧したのだ。
さすが落穂ひろいの鬼なり。
そういえば,森銑三もおなじ方法論だった気が。書庫にもぐって古雑誌を通覧する。『古い雑誌から』なんていう本もあったなぁ(古本屋に売っちゃったけど…)。