書物蔵

古本オモシロガリズム

フリマでミニミニでミニ考察

春の一箱古本市もそうだったけど,ポップで軽い古本市ってのが流行りなのかもしれない。
むかしの古本業界は,

 古書店(神田など)→まじめな本,古書
 街の古本屋 → ふまじめな本,セコハン

って感じに階層化してたけど,ブコフが文字通り日本中を席巻して

 古書店 → まじめな本,古書
 ブコフ → きれいなセコハン

の2つになった。
でも,街の古本屋がやっていた,ふまじめな本とか,ちょっと汚れたセコハンとかの「受け皿」がなくなったような気がする。
だからこそ,ネット古書店は,ふまじめ本(popな本)の収集でなりたつようになったんだろうけど,やっぱり本は直接,手にとって選ぶというのがたのしい。そのたのしさが,この,軽めの古本市であじわえるんじゃないかな。
今の「古本屋ブーム」がいい意味でブームでなくなり(=定着して),フリマとかでふつうに古本が買えるようになるといいなぁ。
いまでもフリマで古本や紙モノ(地図・ポスター)とか売っているけど,骨董屋系が売ってるから相場が練れてなくって買いづらい。(てゆーか,買えない)
来年も,谷根千一箱古本市やるって南陀楼さん言ってたなぁ。また行くかも… それとも出品しちゃおうか…?!(^-^;)