書物蔵

古本オモシロガリズム

 件名付与批判の記事(5/19)は失敗作 附.擁護派との衝突を予想す

ようやく「国会の件名につき批判す」(5/19)を書き了わる。う〜ん,かなりブザマな構成になってる(註やたら多いし)。これは「ホントは何日か分になるべき内容を一度に書こうとした」ことの現れ,つまり失敗例ですなー。
ちょっとhatenaのキーワード集を覗いたら,そこで批判した某標目表や,そこでは批判してない(けどそのうちせざるを得なくなるに違いない笑)某分類表なんかも登録されてますねー(^-^;)
剣呑だす〜
でも,そのうちの某分類表の説明で,最後の部分に批判的言辞がありやす。
趣旨は,9版を電脳で編纂したのは時期的に遅れをとっているのでは,というもの。
本質的にはハズレの批判だと思う。批判の理由がハズレてる。
改訂の体制そのものが問題なのであって,電脳を使ってるか使ってないかというのは二の次三の次の話なのだ。
電脳派は,「電脳=進んでる,電脳でない=遅れてる」という図式を多用しすぎるよ。
電脳だって紙や鉛筆とおなじ手段にすぎんのだから,安定して使えるものを使えるように使えばよろし。
むしろ,はやり始めの不安定な技術をつかうとあとで損するからねぇ。図書館員は電脳の尖兵というよりも,よきユーザたるべきでは。
たとえば,某国立図書館の電脳による日本語の処理,ってのはたしか時期的にものすごーく早かった気がする。たしか日本語ワープロの発明よりも早く,ほんとに最初期だったのでは。
でも,そのあと,そこが日本語の電脳空間で重きをおくようになったってゆー話はぜんぜん聞きませんねぇ。
高橋伸夫が明言していて目からうろこだったけど,「ベンチャーというのは,そのほとんどがツブレルからベンチャーなのだ(要旨)」とのこと。
あんまり先物買いばかりしないほうが,実務としてはよいかと。

古本屋で古本の買い方についての古本を買う

夜中によった往来堂で,古本による利殖の古本を買う。
「初版本ブーム」ってゆーんですか,シロトが古本で儲けることがまじめに考えられていた不思議な時代があったんですねぇ。「古本バブル」だねぇ。
古書の見方・買い方 / 松本謙治. -- 東洋経済新報社, 1974  800円
これはよく見かける本。内容は今となっては……。
図書館本も一冊拾う。
記憶装置の解体 / 加藤一夫. -- エスエル出版会, 1989.10 1000円
これはよく見かけた本。内容は今となっては……。
いちど売っぱらったんだけど,最近,胸に手を当ててよっく考えてみたら……
図書館本の奇書じゃありませんか!
それにあんなにどこでも見かけたのに最近しばらくみてないよ。今が買い時ですね(^-^*)

あれー? 加藤一夫がhatenaのキーワードになってる。 むむむー??? と思ったら,同姓同名の異人でした。上記は1941年生まれのほう。