書物蔵

古本オモシロガリズム

湘南まで進出

あるところへ本を買いに。ついでに古本屋にも寄る。岡田温『図書館史』のほかはあまり拾えず。地元の渋滞に巻き込まれ難渋す。
図書館史 / 岡田温[著]. -- 昭和43年8月稿. -- 壽栄舎, 1969
41p.の小冊子なり。新村堂で800円。この店,いかにも不思議なるところなり。ものは講義用レジュメ。Web-catにて検索せしところ,異版いくつかあり。
塙保己一 / 山本和夫[他]. -- ポプラ社, 昭和28. -- (偉人伝文庫)
これも同店にて購求す。然るに…
のっけから引用できんよ。

○○○で,○○○で,唖(○○)という苦しい運命を背負いながら(中略)奇跡の聖女といわれているヘレンケラー女史が日本へ来たとき,「塙保己一先生のお墓におまいりしたい」と

むむ,子供向けのいい話なのになぜに引用できぬのであらう。
差別ごころの有無は形式にではなく発語内勢力にあり。形式を検閲しても意味がない。この本だって差別心に満ち満ちた本では全然ないのだし。
ここらへんについてはクレトモあたりの論が正しい気がするよ。