書物蔵

古本オモシロガリズム

絶版文庫屋で

中央区新川にあり。日本図書館協会のすぐ近く。けど,今の図書館員は古本を買わないからねぇ(怒)。名前がいまわからないんで,絶版文庫屋さん(笑)。
品揃えはむちゃくちゃいい。値段は,絶版は絶版値段(千円前後)。でも,さがしてたもの安く買えました。
ウィリアム・モリス / 小野二郎. -- 中央公論社, 1992.5. -- (中公文庫)
ブックライフ自由自在 / 荒俣宏. -- 集英社, 1997.10. -- (集英社文庫 ; 荒俣宏コレクション 2)
わてのみるところ,入荷時に絶版でなかったものを付け替えるってしてないみたい。そーゆー意味では隙なんだけど,紀田順一郎のいふやうに「スキのない古本屋はツマラナイ」訳で。
これが一分のスキもなけりゃー二度と行きませんが,こんなことがあると,また近くで用事があったりすれば必ず寄ってしまいますね。じつはスキをみせるのも立派な営業戦略だすよ。
モリスはお勉強用。いちおう書誌学用の。でもケルムスコット・プレスのデザインって,あんまり好みじゃないなぁ。
ブックライフは,初出が伝説の愛書誌『ブックマン』。単行本は持ってたけど,古本屋へ。いままた文庫で手に入れパラパラみてるけど,古書目録の資料的価値とか,掘り出しの方法とか,むふぅ〜満足だす〜。
ところでこの本,書き出しが「国会図書館の貸出し窓口」ではじまっていたんですねぇ。わすれてたよ。間接的に,あいそがわるいと書いてある(笑)。図書館員は愛想よいほうがいいと思うけどね。