書物蔵

古本オモシロガリズム

2020-05-21から1日間の記事一覧

本は千部刷らなければ算盤がとれぬ、といふのが常識

出版物の全国普及に関して、日配の配給課長だったとおぼしき中條一郎という人が、面白い、しかし的確な指摘をしている。友人が玩具を発明し売り出した。その友人が町中の玩具屋店頭を見たが、自分の発明品が店頭にみえなかったという。そして「新刊書にして…