書物蔵

古本オモシロガリズム

「明治20年問題」

しばらく古本研究所で行方不明になっていた橋口候之助『江戸の古本屋』を先々週だったか見つけて、明治期の江戸期大書肆の没落問題のところを読む。
結論からいうと、和本から洋本への書物形式の変化など、同時期に起きた相関関係にある現象は書かれているのだが、因果関係的な指摘としては、「変化になじめず、気持ちが萎えていく一方だったのでは」という仮定が示されていた。江戸期書肆、つまり物の本屋のメンタリティーが「明治二十年問題の本質」であったとする(p.326)。
うーむ(゜~゜ )
あとこの問題と関係ないけど、鈴木しゅんこうが一貫して「絵草紙屋」と呼ぶのに「草紙屋」と呼ぶのは、錦絵は江戸特有と見ているからかしら?(p.240)
いずれにせよ、索引がないのはこの本の画期的な価値からいって惜しい。

中前馬太郎

前々から気になっていた次の本の編者について、11年、情報を探していたのだが、手がかりがたったいま見つかった。

  • 関西新聞勢力調査表 山陽山陰の巻 / 中前馬太郎 編. 正義社, 昭和16

例の、次ぎデジで名前を検索したら1つヒット。

中前は一時期、栃木県佐野市新聞販売店の代表を雇われでやっていたらしい。

バイトで昼飯


バイト先で一息ついて、ひとりメシ。
ひとりメシには学食が似合うね。
ここに来るたびに昔のことを思い出すな。あの頃はお金がなかったのと、ひとりでもまったく寂しくなかったなぁ。
当時の人々はみんな去って、いま、タイムマシーンに乗って来た気分。

さる場所で講義を傍聴 放心亭のこと

なにやら書誌DBについて説明会をやるというので傍聴。
いつもは説明する側が多いので勉強になるなぁ。
終わってから友人が飯を食おうというので、いつもの太陽軒へ行くも並んでる(・o・;)
ので、たん焼き屋さんに行く。わりと空いていてすぐ入れた(^O^)
きのう三省堂へお別れに行った話をして、放心亭は閉業らしいと言ったら、あなたとわたし、最初に会ったの放心亭でしたよ、と言われ、あゝ一時期はやたらと使ってたなぁと感慨ぶかし。

三省堂を最後に散歩

今日は日曜とてお寝坊。
さうぢゃ、けふは三省堂ビル最後の日ぢゃった、とて、おっとり刀で神保町へ進出す。いつものところへ筋斗雲をつなぎおき、おもむろへ三省堂へ。すずらん通り口から入りてエスカレーターで6Fまであがる。マンガ売り場が移動していてびっくり、ってか、もう6Fへ上がったのは1990年代ではなかったか? 4Fまでしか上がったことなかったからなぁ。
ローターオクセン改め放心亭で飯を食おうかと思ったが12時前なのに並んでいたのであきらめ。
結局一周して裏口から出た。この裏口もよく使ったな。急いでチェックするときには裏口から入ってエレベーターで上がるというパターンだった。
小諸そばで二枚盛りを食べ、近場を一周。コミック高岡の元店舗、次の店結局、開店しないねぇ。
小宮山のガレージをチェックして何も買わず、読書人の東京堂へ。すると古本フレンズがいたので、ここで、青木正美の新著を買う。
お茶をすべぇとて、でもどこでも混んでいるのではと、いつもの退避喫茶へ。以前はTAKANOあたりで茶を飲んだものだったが。

お茶をしながら館内の噂話。相変わらずワケワカランの〜
別れてのち、さうぢゃ、秋葉原へ寄るべぇとて秋葉原へ。
いつのまにか歩行者天国が復活していて驚いた。いちおうぐるりとまわって、何冊か買って後、いつものルートで帰る。途中、一瞬、お団子でも買おうかと思ったがそのまま帰りて、古本の整理をす。