書物蔵

古本オモシロガリズム

辞書の規範性

つぎの本に記事が。

辞書における規範性の問題(p.292-293)
 日本語の規範を重視するべきか慣用を重視するべきか〜最近の辞書は、どちらかというと規範を重視するというよりも、新たな慣用も取り込んでことばの実態や現状をあるがままにとらえて記述するという方針のものが増えてきている。これはひとつにはことばの変化が想像以上に激しいこともある。
 〜見坊豪紀先生は、同辞典第三版(1982年)の序文で〜辞書はことばを写す“鏡”であると同時に、ことばを正す“鑑”でもあるというのである。

けっきょく、問題点の指摘でおわっているが、ちゃんとこの手のことを書いてあるものは意外とないのでは。