書物蔵

古本オモシロガリズム

日本新聞雑誌調査会

かような本がある(。・_・。)ノ

          まえがき
 最近に於ける総務業務は非常に広範囲に亘り、特に新聞・通信・雑誌・興信関係者等多くの出入り業者があり、これらの業者についての資料を蒐集しその業務の能率向上を目的に昭和37年9月1日第1版を発刊いたしましたところ、諸官庁・会社・図書館より絶大なる御好評を得ると共に、版を重ね、この度諸官庁・会社・図書館のご意見・ご希望を加えて従来他の年鑑に見られなかった簡便でわかり易い業務の手引誌として、内容を一新し、ここに、第5版を発刊する運びになりました。
(略)
                    昭和41年4月1日
                    日本新聞雑誌調査会
                    理事長 太田義雄

これを精読すると、いろいろオモシロいこことがわかる。
>最近に於ける総務業務は非常に広範囲に亘り、
なんで、総務なの? ってか、これは総会屋対策をやっとる総務にむけて販売されるリストだよ、ということが暗示されている。
>特に新聞・通信・雑誌・興信関係者等多くの出入り業者があり、
メディアが単発で取材に来るんぢゃあ、なくて、「出入り業者」として、つまり、「通い」、常日頃の「おつきあい」として来るということ。逆にいうと、そんな、たとえば毎月1回、広告代や賛助金をせびり、ぢゃなかった、集めにくるメディアということ。それに、「興信関係者」というのも、なにかを暗示しているよねぇ(σ^〜^)σ
>これらの業者についての資料を蒐集しその業務の能率向上を目的に
新聞雑誌、探偵業などのうち、通ってきちゃふ取り屋さんたちについての情報を、総務側に蓄積し、「その業務」つまり、取り屋対策の能率向上が、この本の出版目的だと書いてある(≧∇≦)ノ
>発刊いたしましたところ、諸官庁・会社・図書館より絶大なる御好評を得ると共に、版を重ね、
オモシロいのは、図書館からも、絶大なる好評があったということ。これは2つにとれる。ひとつは、図書館にも取り屋雑誌の売り込みが来ていたという可能性。まあ、ようやるね。そういへば、かの国会図書館で、下足ふきマットの押し売りを、総務が買っちゃって、それがなぜだか国会スジにばれ、委員会かなにかで問題になったという記述を国会会議録で見たことがあるよ(σ・∀・) もうひとつの可能性は、単にレファレンスブックとして図書館(あるいは、図書館への来館者)に喜ばれたということ。この可能性も捨てがたいなぁ。それに来館者
>この度諸官庁・会社・図書館のご意見・ご希望を加えて
かようにくどく、諸官庁、会社、図書館をくりかへす意味は、もうわかるよね(σ^〜^)σ かように信用のある本ですよ、と主張している、ということなのだ(。・_・。)ノ

凡例にも、オモシロいくだりがある。

本書は、東京都内を中心に、全国各社を加えた。但し、日本新聞協会・全国地方新聞協会・日本雑誌協会の各会員の大部分は削除した。

って、信用のあるところのリストをわざわざ除くという意味ね(σ・∀・)σ
つ💛ま💛り💛
これに載っているアイテムは、相対的に信用が低いところ。。。(σ^〜^)σ
ってっても。
実際にみるとわかるんだけど、新文化とかまともなものもちゃんと載ってるわけで。。。
で、つまりハ。
これに載らないやうな、さらに信用度の低い新聞・雑誌があるといふことですよねっ(*^-')b
ええワァ.*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*!!!!!☆
ん?(・ω・。)