書物蔵

古本オモシロガリズム

地下出版の歴史

『「赤旗」地下印刷局員の物語』林田茂雄著を読了。読みやすいが、出版史的に役立つ部分はちょびっと。あと本体は、非転向をつらぬいた共産党活動家の話という「お話」なので、万人にお勧めするようなものではありませんですはい(。・_・。)ノ
図式としては聖者伝(聖ナントカの奇跡といったたぐひ)を読む(使う)のに似ている。
もとアナーキストの印刷会社をだまして赤旗(の前身)を刷らせるところとかがわちき的には大いにやくだった。いまニッコを見ると、にゃんとナントカ文圃閣がちゃんと気づいていたということがある本の値段からわかるね(σ^〜^)