書物蔵

古本オモシロガリズム

エイベル先生の今年秋のご著書の概要

この本は検閲制度が、破壊するだけでなく保存も生成もするのだ、ということを論じています。削除したり取り除いたり破壊するといった、制度論上明白な機能があるにもかかわらず、歴史的には検閲官が不許可とされた資料を集め、保存してきたのです。差し止めの圧力のもとでと同様、書き手は法律で禁じられたジャンルに手を出すような文章を生み出す。日本政府の検閲がいちばんきつい時期にこそ、禁書目録はどんどん出回り、検閲論はますます出版され、エロやプロの小説がずんずん作られ、さらに攻撃的な言辞はどんどん星印やバッテンやマルに置き換えられたのであって、後にも先にも、それ以上になったことはなかったのである。(云々)

なんちゅー内容らすぃー(*´д`)ノ