書物蔵

古本オモシロガリズム

古本屋と図書館は近似の機能を果たすのだが。。。

こんな文章を読んだ。

  • 藤代清吉「古本のはなし」『びぶろす』10(3) p.1-19 (1959.3)

宅買いのことを「つぼ買い」というとある。販売方法に「せどり屋」があるが、「これは余程、本に明るくないと出来ない」
目録販売は、「出費(活版印刷で送料共で4万円から8万円位)が必要であり、更に、年に数回は刊行しないと、効果がないので、数が限定され、都内でも20店せいぜいである。〔昭和〕27年迄の、目録販売の好景気は現在では見られない」とある。
「個人では京都のA・K氏などは一番多く古書目録を所蔵しているだろうと業者の噂さ話を聞いたことがある」とか。
A.K.って誰だろう? 森さんわかる?
しかし、図書館関係の雑誌に古本ネタが載ることもあったんだねぇ。
いちど、アガタ先生のさらりとした国会図書館HP分析で、じつは日本の古本屋も一緒に検索されていることが(注目されることなく)書いてあったが。もっとマジメに考察すべきだよ。ってか、よく考えたら千代田図書館古書店街との連携にもいい例があるねぇ。

藤代清吉

ちなみに藤代清吉って誰だろう、聞いたこともないとググったら、なんと(">ω<)っ))わちきのブログしかヒットせん(;´▽`A``
古本にも詳しく、上野図書館勤務ぢゃあ「発禁年表」の匿名著者と思われても無理もない。