書物蔵

古本オモシロガリズム

読書は「罪深い快楽」とぞ

クレトモ先生がこんなことを言っている。

〔戦争直後、岩波などに本を買いに並んだエピソードを挙げ、〕私は、読書の核となるものはこれだと思う。美談として称えたいのではない。全く逆である。読書の中心にあるものは、そのようなおぞましい「業」だと云いたいのだ。
広がる焼け野原のなか、小さな家を間借りして住み、子は飢えに泣き、ぼろ着の妻は闇米買いに奔走し、自分も職探しにさまよう。それでも人は本を読む。衣食住を削っても、読書という罪深い快楽にふけるのである。
呉智英国難と読書の原点」『新文化』(2885) p.2 (2011.5.12)

「ほへへー( ・ o ・ ;)」である(σ^〜^)
さういへばもり・やうすけさんもさかんに、読書は悪徳だ説をいふてをったっけ(*´д`)ノ