書物蔵

古本オモシロガリズム

出た! 『文献継承』18号! 東京堂3Fで無料配布中!(のはず)

今週はじめ、金沢文圃閣主人より、PR誌『文献継承』最新刊をいただいた。
んで、神保町の東京堂3Fに置いてもらってきたので、そこに行けばただで拾えるハズ。
きのふ深夜、余震つづくなか森やうすけさんと『文献継承』18号の話を電話で。

『文献継承』18号
戸家誠「幻の『大阪屋号書店』のこと」p.1-3
鈴木宏宗「元満鉄図書館関係者の連絡誌・資料紹介」p.3-4
よねい・かついちろう「竹林熊彦のこと:メモとして」p.4-7
書物蔵「屠れ米英われらの敵だ! 分捕れLCわがものだ!!`・ω・´)o ……。 ん?(・ω・。):図書館の日本性論争(あったかもしれない大東亜図書館学 ; 3)」p.7-17

大阪屋号書店は昔っから気になってをったのだけど、戸家さんがまとめてくれたでちo(^-^)o
満洲を中心にした書店チェーンで取次ぎで出版社。森さんに「浜井ヒロム(2代目社長)、ほんたうに(社長業が)ヤだったんですねぇ(・∀・`;) 口がうまいから(のち講談師・神田山陽となるぐらい)、その場ではうける(σ^〜^)」と。森さん「それを新聞が提灯持ちで書く(σ・∀・)σ」。で結果が、「史家をまどわす」と(・∀・)。そんな話でもりあがる。
鈴木という人のものは、なんと大変めづらしい、満鉄図書館員の戦後の連絡誌『書香』(1)(1949.1)の紹介。こんなものがオンラインで国会にコピーを頼める世になったとは。おまけで戦後図書館界への影響を数値化して測っている。
よねい先生のは、竹林が戦前に大衆化図書館を唱えていたと唱えるもの。ん?(・ω・。) 大衆図書館はむしろ戦後、有山タカシが唱えたものではなかったか。
んで、わちきのだけど、これは図書館史的には後世、ほぼ影響のなかった増田七郎がまきおこした「図書館の日本性」論争のこと。
もちろん、増田シチローの略歴についても(戦後はじめて)まとめたよ(o^ー')b
(つづく