書物蔵

古本オモシロガリズム

五反田で

  • 出版販売用語の始まり / 松本昇平. -- ビー・エヌ・エヌ, 1992.3 1000円 森さんからの夜の架電によれば、この本は実はめづらしいとぞ。たしかに日本の古本屋を見たれど1件も出てこない。
  • 限りなき「出版統計」の道を求めて / 石井彦澄. -- 三笠書房, 1986.11 500円
  • 優良図書一覧. 第2輯 / 茗渓会読物調査部. -- 松邑三松堂, 1933 300円
  • 図書館・情報学のための調査研究法 / 緑川信之. -- 勁草書房, 1986.6. -- (図書館・情報学シリーズ ; 5) 300円

どれもこれも安すぎる!とて救済してきた。
はがきは藤森良蔵の「考へ方研究社」なんかも

森さんから架電。神保町になにか出ていなかったかということを聞きたかったらしいが、残念ながらそっちには行けんかったのじゃ(*´д`)ノ
いやサ、最後の1時間をつかって五反田→神保町の移動を試みんとすれど、絵はがきにひっかかって移動あたわずでしたのぢゃ。
となりのトトロを横目にみつつ、森さんとプラモデル受容史など。
軍事趣味はどこまでサブかるで継承されていたかにつき、スケールモデルからガンダムものへの転換点にひとつの画期ありとの通説を確認す。

即売会の意外な機能

森さんが、実は既存蔵書も古書展へ行くことによって再活性化され、それにより認識が改まり、かつ執筆にも生かされるという話を。
あれ、これってわちきが20数年前に高山正也先生に聞いた話にそっくり。高山先生曰く、蔵書は常に新規受入れ、廃棄をしていかないと、それは図書館でなく文書館になってしまう、ということであったが。なんかの外国の教科書に書いてある痛切なのかしらん(*゜-゜) まあ文書館関係者にはあまり耳によくない話ではあるが(まったく同じ話が「博物館行き」というフレーズにあるような)。(´・ω・)ん?さういへば、同姓同名の人が現国立公文書館長であるやうな気が(^ω^;)
それはともかく、やはり買わず(買えず?)とも古書展へ通ふやうにせねば、と昨今の古書展がよひを強化せねばと。さういへば、今年はまだ古本強化月間宣言をしとらんかった。
古本大学」とはよくいったもの。

南陀楼さんへの要望

板祐生の件でも認識を新たにしたのだが、南陀楼さんがかなり以前から図書・紙ものコレクターネットワークについてちらりほらりと言及しているのに単著になすっていないことについても、ひとしきり。お願いとしては、「図書・紙モノコレクター列伝」を書いてほしいということに(´・ω・)

考へてみれば