書物蔵

古本オモシロガリズム

大学という病、読了

途中までわちき、誤解していたけど、これってルポルタージュっちゅーかエスノグラフィーだったのね(*´д`)ノ
主要登場人物が写真入で巻頭にあったのは、さういふことだったのかと(^-^;)
お、と思ったのは。
蓑田胸喜の自殺んとこで、自殺(1946.1.30)が地元紙(熊本日日)には報道されず、1ヶ月たって風聞として東京朝日(1946.2.21)

戦前、『原理日本』誌上で、何回も糾弾された岩波書店主の岩波茂雄は、この報を聞いて「やはりほんものだったか」とうなり、蓑田の霊前に金一封を送った。蓑田に香典を送った例外的文化人だった。(p.268)

さすが岩波茂雄
いや実に。
この本、このまへの原稿を書くまへに読んでいたら、もっと日本主義んとこ書きやすかったなぁと。
ん。
このまへの原稿とは、『文献継承』の次号(4月始めごろ)に書いたものぢゃ(^-^;)