書物蔵

古本オモシロガリズム

『書病攷』を大切にしていたペリカン書房

古本好きにはつとに有名なペリカン書房の品川ツトム…
新宿展で拾った『古書巡礼』を読んでいたら、なんと(×o×) あのマボロシの『書病攷』を持っているという記述が。

この人〔高橋, 邦太郎 (1898-1984)‖タカハシ,クニタロウ〕からいただいた邦太郎蔵書の印のある沢田兼吉著『書病攷』(昭和17.5、台湾三省堂)は、いまも大切に私の書斎にあります。(古書巡礼 / 品川力. -- 青英舎, 1982.2 p.137)

とってもびっくりしていたら、読み進んだところに、国会図書館古野健雄と知り合いだったとあるから、なーるへそ。というか、逆だ。古野さん、もしかして品川さんに『書病攷』見せてもらったのかすら(*´д`)ノ
だれぞがちやうど4年前に読んでおるの(=゚ω゚=)
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20051230/p7
光陰矢のごとし。あの頃はだれぞとも出会った(?)ばかりであったやうな気がしていたものだが…
ん?(・ω・。) いまだに会ったことはないってか(^-^;)
ちなみになぜ古野さんが出てきたかというと、『明治・大正・昭和翻訳文学目録』にこの世に存在しない本が記載されている(幽霊書誌)というので、国会図書館でカードを繰る話で出てくるのだ。ほへー、あれにもマチガイがあるのかぁ。これは用心せねばの。