書物蔵

古本オモシロガリズム

ある図書館本のうわさ

先週末、某所である図書館本の感想を聞いた。
それはわちきがひそかに図書館史トリビアのネタ元にしとる図書館本なのだけれど、本の性格上、論説史、学説史、先行文献解題のやうになっており、さらに、これは著者らの趣味なのかかなり長いスパンで拾われている。オモシロですよと薦めておいたのだが…(゜〜゜ )
どうもその人はわちきと違ってちゃんとした人なので、トリビアんところはスルーしちったみたい(*´д`)ノ
その人がいうには、専門職員論のとこがよかったとのこと。「図書館論なのにキチンと文献を使っているし、論理もしっかりしている」という。
それって、フツーの図書館本はキチンと文献を使っておらず、論理もヘロヘロだということを言っているようなもんなんですけど(σ・∀・)σ
いやさ、わちきが驚いたのはその先。

あのような趣旨のことを書いてくれるとありがたい。自分もある場所でいろいろな人と一緒にやったが、やはり知り合いがいると遠慮しちゃって。

知り合いとは、公共図書館系の熱心党のことを言っているらしかった。
司書は専門「職種」ではあるのだが、「司書=プロフェッション(「専門職」)」論は成り立たないと大昔から結構、気づかれていたようである。けれど、この人のように、熱心党をはばかってあえて「それヘンだよ」といえなかったということらしい。