書物蔵

古本オモシロガリズム

博物館史が\(◎o◎)/!

あと、しばらーく前にオタどんに教えられた『新博物館体勢』に出てくる藤山一雄が出てきたのにはびっくりした(p.304)

これ[満洲国独立宣言起草]が縁で満洲国国務院実業部の初代総務司長に登用され(略)しかし、日本の開拓移民政策は移民の原則からはずれると反対して(略)彼は<左遷>の一途をたどり、1937年に辞官する。そして、1939年の国立中央博物館副館長への再登用は、彼の文化人性に着目したものであったが、かかる<閑職>に甘んじても、なお生活の改善と新しい農業創出のための民俗博物館を企画立案し、<新博物館体勢>を打ち出すのである。(『新博物館態勢』p.84)

画像は佐野著に言及されていた『新博物館態勢』所収の写真。前列まん中の人物が藤山一雄
しかしこの『新博物館態勢』、おもしろいのにネットでぜんぜん入手できないってーのも不思議だなぁ。図書館史とか博物館史とか満洲もののファンならおもしろいと思うのだが…