書物蔵

古本オモシロガリズム

末が楽しみ

なんと(×o×) 卒論でエロ本研究をやっている学部生がいるそうな。かたつむりさんとこで知った。
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20070905/1189020963
国民図書館がエロ本をもつ意味について質問した先生がいたみたいだけど、論文指導のつっこみとしてはまったくもって正しくも、もしご自身の信仰告白だとしたら…
意味については根本先生の「生産的読書」あたりかしら。でもそれってどの程度議論のある話だったか雄山閣のあれがどっかいって探してもでてこない(´・ω・`)
ご参考までに。
官立エロ本図書館(昭和5年http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070703/p2
学者の図書館談義(その3)いまそこにあるエロ本http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20050518/p1
いちど書いたけど、海外の国立図書館のエロ本納本体制なんかも調べて比較するとおもしろかろ。
あと宮武翁が戦前、図書館学においてもエロ本研究はありえると指摘してたなぁ… ってもしかして平成の外骨翁出現?!

追記 児童pornの件

児童pornはわちき的にはpornでないため、まったく興味がない(キッパリ
が、ちょっと触れたことを再度ここにだしておく
[館]いま・ここにある図書館戦争(『図書館戦争』の感想 2)http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060311/p2
この件はエロ本(反道徳的or非道徳的図書)というよりも言論の自由(政治)の文脈で問題になるべきもの。
閲覧禁止にしたというのはそれこそ政治的には正しいだろうが、目録情報まで見れなくしているとすれば、それはいかがなものだろう。
国立公文書館じゃあ閲覧禁止の資料も目録情報だけはだしておるようだし。国営図書館よりも独法文書館のほうが、歴史の真実とか言論の自由とかに理解があるようですの。直営だから自由が守れるなどというのが幻想であることを証する一例。
こういったことを議論しなけりゃ「図書館の自由」とかいう概念がこの世にある意味ないね。