書物蔵

古本オモシロガリズム

南京の謎の図書館長福崎とは

(質問)昭和17年の南京で博物館・図書館長だった福崎という人物について知りたい。

典拠:『大蔵公望日記』昭和17年6月17日の条 http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20070714/p1

(答え)うーむ、はっきりとはせんが、「福崎峰太郎」という人物である公算大(´・ω・`)

福崎峯太郎という表記もあり。著書はないが昭和前期に雑誌『支那』などに民族問題について論文を書いた人。いま確認できる文献に、福崎峰太郎「蒋政権治下の南京」『都市問題』(昭15.4)というものがあり、苗字の稀少さと、南京関係者ということで推測する次第。
ちなみに「謎の植民地図書館」というよりも、「謎の外地外邦図書館」とわちきは言いたい!`・ω・´)シャキーン 南京は傀儡とはいえ中華民国汪兆銘)の領土だったのであるからして。
今回参照した名鑑には載っていなかったけど、もしかして金丸先生監修の名鑑には載っているかもo(^-^)o ワクワク
(探索プロセス)
図書館雑誌総索引 : 明治40(1907)年-昭和35(1960)年 / 日本図書館協会編. -- 日本図書館協会, 1964→×
NDL-OPAC(NDC:01*+AU:福崎)→×
図書館総覧 / 天野敬太郎. -- 文教書院, 1951.9 「図書館人名録」→×
簡約日本図書館先賢事典 / 石井敦. -- 石井敦, 1995.3 →×
昭和人名辞典. -- 日本図書センター, 1987.10 →×
人物文献索引類→×
朝日新聞の人名索引→×
雑索(NDLOPAC)×
雑索(20c研)×
雑索(大東亜)×
雑索(皓星社旧)部分一致では引けず
雑索(皓星社新)→キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!