書物蔵

古本オモシロガリズム

【図書館雑誌は】『図書館雑誌』特集・『図書館雑誌』創刊1000号【永遠に2】

図書館雑誌の3月号を読んだんだが…
なんつーか(-_-;
肝心の、図書館雑誌についての記事が…
石山御大、東條氏、奥泉先生の記事が軒並み、『図書館雑誌』について、じゃないんだなぁ(*゜-゜) 日本図書館史の一般論をやられても…
それでも石山さんのがそれでもイチバン『図書館雑誌』について、語っているんだけど。
「(発刊の辞の)執筆者は(略)和田万吉に(略)違いない」とか「(田中稲城は留学先の先生の示唆で)日本に同様の組織を作ろうとしたのは間違いない」とか。いーんすか?史料も見んと断定しちゃって(・∀・`;
田中稲城の「機関誌」観」と項目が立ってるから、おお、なになに、と思って読むと、36行のうち最後の2行に

田中は機関誌がなくてもやり抜けると判断していたのではなかろうか。

ほへ?(・o・;)これだけなの…
もっと具体的に書けるもんがあるんじゃないかな。たとえば、雑誌『図書館』とのトラブルとか。
p162に「発刊の辞」の影印があるけど、デカデカと書いてあるじゃないですか

本年二月東京に於て発行せられし雑誌『図書館』とは毫も関係無きものなり

と。
「いやぁもう、ぜんぜんまったく、寸毫も関係ないですよ」って、あーた、そりゃ、「ネガティブな関係がある」と宣言してるようなもんじゃないすか(・∀・)ニヤニヤ
(つづく)