書物蔵

古本オモシロガリズム

高円寺へいく。開場にまにあうが、どうして先頭にいるマニヤさんがたはドッと駆け込むのだろうか… 1960年代ならいざ知らず、そんなに珍しい本がどんどん出る時代でもなかろうに…
『色いろは』副本を拾う。あと文庫運動の本(『本のある遊び場』)とか。
池袋へいく元気がでず、そのまま気づいたら水道橋であったので、普段は離れていてあまり行かない西秋さんところへ。
足立勤児童文化論集 / 畠山兆子. -- 関西児童文化史研究会, 1989.10. -- (関西児童文化史叢書 ; 3)
を800円で買う。この本は版元からまだ買えるが商業流通はしていないっぽい。きちんとした専門古書店は、専門図書館はだしの蔵書になっているですよ。児童文学や児童図書館関係者ならいろいろたくさん買いたいものがあることでしょう。
足立勤は2、3度とりあげたけど、戦災死した児童文化運動家。戦時中は大阪で工場読書運動に関係していたのだけど、この本にはその件はみあたらず。
わちき的には俗悪赤本OKなんで、児童文学史研究そのものには興味ないんだけど、微妙に出版史、図書館史に関係してくるからあなどれず。