書物蔵

古本オモシロガリズム

新博物館態勢!

帰ったら,通販で頼んでた展覧会図録が届いてた(^-^*)
新博物館態勢 : 満洲国の博物館が戦後日本に伝えていること / 名古屋市博物館. -- 名古屋市博物館, 1995.9
本体500円。
これ,かなり前にジュンク堂の怪人さんか神保町のオタさんに教わったんだっけ…
古本でずっと探してたんだけど見つからない(´・ω・`)と思ってたら,なんと(×o×)在庫がまだあったのだった ウレシ o(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ タノシ
さっそく通販を申し込んだということなり
これ品切れになれば専門古書店で3000〜4000円ぐらいはつけられるかも。
中身は図版たくさんでオモシロそう
4つの文章と4つのセクション,さらにbibliographyもついている(って展覧会図録だからあたりまえか)
とりあえず4つの文章をここに。

野田光雄「回想」
武藤直路「50年後の長春で」
槻木瑞生「ファシズム期における日本の博物館政策:国史館計画と大東亜博物館構想を中心に」
犬塚康博「展覧会の肉声」

展示会には図録が必須 o(`・ω・´)o

やっぱり展示会には図録がないといけません。
モノをならべる,ってのはまさしく編集なわけで。
ならべるには,意味順にならべるしかなく,意味をもとめて編集者は最低限のお勉強が欠かせず,そのお勉強がキャプションとなりbibliographyとなり,ひいては図録となる。
そしてその図録は,まさしくカタログとして後世レファレンスブックとして機能する。よろしくしっかり紙の展覧会図録を出版すべし。
モノをテキトーならべて,あとに何ものこらないような展覧会がもしあれば,それは,その瞬間はなんかやってるわけだけど,学術的にはなんにもやらなかったことになるよ。
てか,あとで同種の企画ができなくなるだけマイナス。
博物館や美術館には研究職がいるから,最低限の質が保たれてていいなぁ。
わちきは博物館学も美術館学も構造的には図書館学と同じと考えているのであった。