書物蔵

古本オモシロガリズム

ひさびさに仙花紙図書館本(^-^*)

神田の古書会館でぐろりや会。頼んだの当たってたよ。
青年読書の実際 / 宮沢三二. -- 信友社, 昭和24
2000円。仙花紙本なのに状態すこぶるイイし,お値打ち価格。
画像はタイトルページ。前の持ち主,廿日出逸暁さんの三文判入り(^-^*)
宮澤三二さんは全然知らなかったけど,学校図書館系の人(ってか,学校の先生で図書館にも熱心だった人)らしい。
下伊那教育』(昭和21年12月〜)って雑誌の発行人もしてたみたい。
あと,序文を乙部泉三郎 (1897-)(オトベ・センザブロウ)が書いているのもこの本を図書館本にしている由縁じゃ。
画像うしろの本は,
曝書史稿 / 沓掛伊左吉. -- 二宮山房, 1970
これはちょっと高かった。失敗の5000円。
もうちょっと状態がよければ納得したんだけど…
書籍保存についての書籍の保存が悪いなんて…
でも目録買いにこういった失敗はつきもの。けど,もうちょっと細かく注記してくれると助かるのだけど…
これはある人に指摘されてなるほどと思ったんだけど,沓掛伊左吉といい,石井富之助といい,さらにはまた,図書館史研究で人民史観を展開した石井敦氏といい,神奈川の図書館員は一時期,文人というか研究家というか,そういった人材を輩出したんだねぇ(って,いまでもその残り香はあるか…)