書物蔵@shomotsubugyo いま一番手頃な出版統計はこれなんだが https://pic.twitter.com/h9iiXXRWaA posted at 21:37:44
載っているのはどこの図書館にもある『日本出版百年史年表』の巻末なのはよいとして、これの読み方がちゃんと書いてないのよ(´・ω・)ノ
出版法依拠雑誌の統計を別建てにしたのは明治43年らしいとわかるんぢゃが、これの単位はおそらくこの表上ではイチバン上、表頭の「(部)」らしい。 posted at 21:42:44
だから1910年の1年間に出版法雑誌が18,731部内務省に集まったよ、ということになると読むしかないのだが、これって、どーゆーことか解る? これは、いろんな出版法雑誌が1年間に発行されていたけれど、1号1冊と見做せば、1万8千731号分、つまり1万8千731冊集まったといふこと posted at 21:46:29
だけどこんなこと誰も教へてくんないし、この表に書かれてゐるわけでもない。それに、もっともっと問題なのは、ここで数えられた出版法依拠雑誌って、雑誌の一部でしかないといふこと。具体的には学術誌や専門誌の類のみね。ぢゃあ、一般誌はどこかといへば、そりゃ、ずっと上、表頭の右端にあるでしょ posted at 21:49:40
「年末新聞雑誌数」って(σ^〜^) あと明治43年のとこ「〔新聞紙法による新聞雑誌〕」とあるのも同じ。この、「新聞雑誌」は、新聞紙と、一般誌と解釈してよろしいかと(もちろん、当時的には制度上の問題でそう割り切れませんがとりあへず)。ここに一般誌が入っちゃってるわけ(´・ω・)ノ posted at 21:55:16
んぢゃあ、明治43年の12月末に刊行されてゐた1,793種の新聞・雑誌のうち、雑誌の割合はどれくらいなの?といふのは、これはもう誰にもわからない。これは当時の図書課でも統計は作っていなかったようで、彼らも便法とし週刊より低頻度なら雑誌にカウント、なんちゅーことをやってたのぢゃった posted at 21:58:15
ワカランワカランぢゃしょーがないから、いまでは戦前の出版統計に言及するバヤイ、書籍なら、この表でいうイチバン左の総数(部数=納本冊数≒点数)を、新聞なら右から3コラムの総数(年末の種類数=点=タイトル数)をマンマ使ふことがおほいやうぢゃの(σ・∀・)あくまで便法ぢゃ(。・_・。) posted at 22:03:24
んで、雑誌は?と聞かれたら、ごにょごにょとやる。
てふことになっとるやうなので―ってか実態としては何もワカランまま、出版法の納本冊数を書籍の点数に読みかえとるだけぢゃが―いまのわちきの一連のツイートを読んでをくと、戦前の出版史がらみで話をする際、おぬしヤルな、とならん(σ^〜^) posted at 22:08:06