書物蔵

古本オモシロガリズム

禁書の○○月報を読んでいたら…

どこまで本気でとっていいのか、東京○○籍業協同組合の機関誌、『○○月報』は部外者は読んぢゃいけない禁書とされてゐるらし。その伝では全連の機関誌のはうがより禁書らしいが。実際、某古書店が別件で某理事長から「キミんとこは禁書を売ってけしからん」ぐらいの嫌味を言はれたらしい。
以前もある古本通が一般にも頒布できるオモシロい内容だと言っていたし、わちきも見るところ、さして秘密でもなく問題ないと思ふが、むかーしの慣例がさういった別件などをきっかけに持ち出されてくるみたいね。
古書の取引価格(ふつうの商品の仕入れ値にあたるもの)がエンドユーザに漏れることがダメといふことらしい。
実際、昭和11年だかに『日本古書通信』が危機におちいったのも、○○月報以外で古書価格を公表しちゃならーんと、神保町の大店とせどり師が組合で決議を通しちゃったからなのぢゃった。結果、古通は、タイトルはそのままで業界通信から一般専門誌へ転換し、今に至るといふワケ(。・_・。)ノ
きのふ某古書店で禁書を三冊入手できたので、いままで集めてゐたのもちょっと読んでみたら、非常にオモシロい記述があった。
それは月報が即売会で結構売れて、あるトマソン社などは大喜びでたくさん買って行ったといふもの。
じつはわちきその場に客でゐたんであった(^-^;) もちろんわちきも拾った。でもやや高かったので、ほんの数冊に絞ったが。
しかし月報で禁書の月報が売られてる記事がでるってことは禁令は解けたのかしらん(゜〜゜ ) ちなみに売ってたのは記事を書いたお店ではく別のお店ね(σ^〜^)