書物蔵

古本オモシロガリズム

戦時中に開館した図書館もある:利根図書館(群馬県利根郡)

こんな文献を見た(。・_・。)ノ

  • 利根沼田歴史民俗事典 / 金子蘆城著. -- 上毛新聞社事業局出版部, 2013

この本のp.367に

とねとしょかん 利根図書館

なる項目がある。それによれば、この図書館は昭和19年(!)、沼田に駐屯していた東部41部隊のすすめで、町村長会や翼賛壮年団が中心となって建てられたものだのだそうな。軍隊が図書館の開設を勧めるなんて、なんてオモシロな(゚∀゚ )アヒャ ってか、アメリカ軍にはフツーに図書館サービスが付随するんだが。。。
沼田町の中町に2階建て3000冊で開館。終戦時一時閉鎖されたが戦後、東正堂(書店?)小林(仁七郎?)が運営したという。昭和28年に沼田町議会の決議により売却されたが、現在の沼田市公民館が新築された際、旧蔵書が引き継がれたという。
当時、郡は廃止されていたけれど、広い意味で郡立図書館の仲間といえよう。
こういった篤実な郷土史家が作った事典類も、図書館史あさりには使わねばなりませんなぁ。。。
金光図書館など、戦時中にも意外に図書館は新設されているのは拙ブログの読者ならご存知でしょうけれど(。・_・。)ノ


ところでこの本に国会ぢゃあ
 地名件名:群馬県 -- 歴史 -- 辞書
とだけ付けているが、こりゃあ手抜きというか不適切。
 地名件名:沼田市 -- 歴史 -- 辞書 ; 利根郡 -- 歴史 -- 辞書
の2つを付けるほうが適切だねぇ(゜〜゜ )
質がオチたねぇ(〃´o`)=3 フゥ