書物蔵

古本オモシロガリズム

早稲田の穴八幡での収穫

  • 主要文庫書目. -- 日本出版文化協會, 1942 これは一見、なんということもない書目なのだが、たいへん珍しく(国会にもない)資料的価値あるもの。古書現世さん2000円。にゃんだ、こんな本かくしだまにとってたのね。おまけになんとまぁ岡野他家夫の蔵書印がある。森さん曰く「各文庫での重複書目があるでしょ。いかにも官僚的な発想(σ^〜^)」と。
  • 科學的綴り方教育の設營 / 佐々井秀緒著. -- 厚生閣書店, 1933 これは日本近代書誌学を書く際に役立つ材料になりそうな本。後半が、文集を印刷頒布する際の手引きになっている。
  • 封印作品の憂鬱 / 安藤健二著. -- 洋泉社, 2008 あら、続きが出てたのね。いま、日テレ版ドラえもんの封印部分を読んでいるがオモシロ。東京国立近代美術館フィルムセンター著作権者不明のフィルムは寄贈を受けない方針なのはビックリ(・∀・`;)。結局、現行著作権法が文化の発展を阻害している部分があるんだなぁ。
  • 時事画報社二十年史. -- 時事画報社, 1981 たまーに古書展にころがっている『フォト』という雑誌を出していたところ。やはり戦中の『写真週報』が下敷きになっているらしい。ネットで調べるとこの会社は近年倒産しているようだ。
  • 廣告五十年史 / 坂本英男編. -- 日本電報通信社, 1951 これは森さんが発掘してわちきに進めてくれたもの。出版史、新聞史の研究が当初、広告史と密接な関係にあったのは知っている人は知っている。
  • 東亞新報おぼえがき : 戦中・華北の新聞記者の記録 / 東亜会編. -- 東亜会, 1984 これもオモシロげ。