書物蔵

古本オモシロガリズム

薔薇の名前

見る。説明的な場面がテレビ放送ではカットされていたのだなぁという感想。
メイキングで、主人公の男の子が濡れ場シーンの相手が好きになってしまって云々とありびっくり。

やっぱりあれは文書館でなく図書館では

あとネットでググると、結局萌えちゃった、じゃない燃えちゃったあの塔を「図書館」といってるのと「文書館」といってるの2系統あるのはなぜだろう。
もしかして映画(DVD)の解説は図書館で翻訳本が文書館だからだろうが…
たしかに図書館と文書館というのは機能が似ているし、活版技術が発明される前はみんな手書きだったわけだが…
でも、そもそも手書きの時代でも、たとえばギリシャローマの時代でも公刊されるパッケージコンテンツと、公刊を意識されないドキュメントはわりと明確にわけて認識されていた記憶が… そうゆー意味からいっても、あの塔は図書館であって文書館ではない。一般的・普遍的指向の知のパッケージソフトの収蔵庫は図書館であり文書館とは言いがたい。じっさい、各国語のwikipediaでは図書館にあたる西洋語を使っているよう。文書館とかあまつさえ文書館管理者とか、ヘンテコな漢語を使ってる日本語のウィキペディアのほうがヘンと見るべき。
ってか、日本語訳が間違いor不適当なのだと思う。あれは図書館であって文書館ではないよ。
そーゆー意味で罪作りな翻訳だなぁと思う。
だれか別に翻訳してくれないかしら。あの翻訳では、そもそも読めないよ。