書物蔵

古本オモシロガリズム

「合理的」検索手段と分科学 かきかけ

ん?(・ω・。)

2012-12-07 09:13:59 ns6.ndl.go.jp http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=合理的検索手段&gbv=2&oq=合理的検索手段&gs_l=heirloom-hp.3...1562.7140.0.7859.26.26.0.0.0.4.265.3731.0j18j4.2

こんな検索があったが、NDLでなんかあったの?(σ^〜^)σ
このまへ大学図書館レファと公共図書館レファの、回答の思考枠組(仮に回答スタンスと呼んでおく)についての違いについて、某先生とセッションいたしたところ。
日本は実態、単科大学(カレッジ)なのに総合大学(ユニバーシティ)のフリをしたがるところが多くて、外人さんに奇異にみえる、ちゅーのはこのまへMさんに教示されたところ。
じつハ、
ディシプリン(知識分野)ちゅー、ゆるい(?)枠
サイエンスってーかビッセンシャフトちゅーか、いはゆる「科学」は「分科学」

たとえばサ。
仮に「図書館情報学」なるサイァンス(科学=分科学)があるとして、

「アホ・バカ・マヌケ大学紀要」という記事

「それは図書館情報学(の文献)ぢゃありません!( `Д´)ウキー」ってな考え方をするのも、アリなわけである。まあ実際には「キミねぇ、これはキチンとした論文じゃないよ。他にないの」といった表現をとるだろうけれど。

人文系や、社会経済自然系でも

バカ*1でもキチンとできるんだわさ。

Sturm und Drang? のやうな電話

Mさんからショシコンにつきて架電。ついでにこっちから大橋乙羽について聞いちゃう(^-^;) 余談でドイツ新聞学史の日本における受容につきて話す。なにやら今度、シェーファーなる人の

  • Politics of knowledge in prewar Japan: discourses on the press and public opinion, 1920-1937 (仮訳:戦前日本における知識の政治:1920年から1937年における報道言説と輿論

といふ本が出る予定とか。

追記
もう出てるとか
http://www.amazon.co.jp/Public-Opinion-Propaganda-Ideology-1918-1937/dp/9004229132

そこでは小野秀雄とかも論じられているらし。できれば日本語訳が出てほしいなぁ。。。
小野秀雄についちゃあ、その所蔵目録について森さんや友人と語ったことがあったっけ。あれは、困ったものだった。しかしその流れで小野秀雄の古本の弟子筋に直接話が聞けたのはよかった。
Schaeferさんのプロフィールはこれか?
http://www.uni-leipzig.de/~japan/cms/fileadmin/downloads/schaefer/cv_schaefer.pdf
それはともかく昨今は出版史研究が中京大出版法制史研究会を中心に急展開しつつある。
従来の新聞学からジャーナリズム論>メディア学の発展で、逆に見えなくなってしまった日本メディア史の実態論が出版史研究のほうから明らかにされる時代が来たような気がする。

*1:挑発的にかやうなる表現を用ゐたが、もちろん、非熟練労働者という意味。社会保障なし交通費なしで、時給720円ぐらい。

満洲国ではもっと著者が必要なのだそうな

国内はどこで読めるかわからない

  • 野間忠義「満洲国に於ける出版界の現況」『満洲行政』4(6) p.26-30(1937)

によれば、1936(康徳3)年で満洲国民生部に登録されている新聞雑誌が90種(うち日刊新聞紙25種)でしかないし、単行本出版点数も1936年で771点でしかないから、思想上まずいのだそうな。ページ数のわりには官庁統計ぐらいしか役立たない記事だけれど。。。
満洲国内ぢゃあ、印刷所はなんとかなっても著者がなんともならないのが問題だと指摘している。

あとから:昼にカレーを食いながら

満洲行政はやっぱ官庁出版なんスカ?(σ・∀・)

ヌートリアくんが聞くから、

いんや(´∀` ) 民間だよ。 満洲行政学会ちゅーの( ☞◔ ౪◔)☞
いまヒラがなで「ぎょうせい」ちゅー出版社があるでしょ。あそこって前の社名は「帝国地方行政学会」だったでしょ(σ^〜^)σ その満洲支社みたいなもん。『満洲行政』には小説とかも掲載されとるんよ(。・_・。)ノ