書物蔵

古本オモシロガリズム

コミケに初出店


けふはコミケ100回目の佳き日。
きのふはラピュタをやっていたので、前夜祭的に森さんとリバーフィールドさんと古本研究所で一緒に見る。森さんがさかんに「いきおいでみせるアニメだ」とか「やたらに動いている」と言っていたが、結局12時前に散会して森さんは帰す。
バーフィールドさんには泊まってもらう。というのも、朝の6時半に起き出して一緒にお台場まで行ってもらうため。めざましをかけて寝たところ、あに図らんや、めざましより早く起きる。研究所へ迎えにいくとリさんはすでに起きてシャワーを済ませていた。
近くのセブンイレブンで朝飯を買ってめし。セブンイレブンって、6時でもやってんのね(セブンでないという意味)。

同人誌は昨晩、森さんに積み込んでもらってたので、そのまま筋斗雲に乗り込んで駐車場へ向かう。よく考えたら宅配便で直接ブースへ送付してもらえばよかったか。駐車場へは順調に乗り入れられたんだが、現場までけっこう遠い。台車もへろいので四苦八苦して行軍す。こんなところで、おじいちゃんがやった満洲逃避行のマネごとをすることになろうとは……(実際、途中まで本を馬車で運んだとぞ)。東棟の北側から入れるかと思ったら、スタッフに出店者はさらに先ですよ、と促され歩く。大きなかごを抱えたリさんのため、ところどころで休む。
会場へ入ったら、なんと近くに盛林堂さんが出店していてびっくりΣ੧(❛□❛✿)  病み上がりなのにさすがやなぁ。ご挨拶す。
カタログを買いに言ったら品切れ。そしたら売人さんが「西にまだあるかも」というので、西への旅に出る。延々と歩いてなんと西棟でゲット。ヤフオクで転売屋から買わずに良かった。
開場まで待機していると「さよなら国会図書館六階食堂」でご一緒した白峰彩子@mtblanc_aさんが来てくれる。しばし談笑。
開場後、ちらほら本を買ってくれる人が現れる。ながらくふぉろーしていた伊都さんなども来てくれ二人して感激す。意外だったのは新刊だけでなく既刊本の動きが良かったこと。特に『近代出版研究2022』が、展開した分のほとんど売れてしまい望外の喜び。
リさんと交代しながらトイレへ行ったり、近場のブースを見たり。
昼にはまた西への旅へ出る。コスプレイヤーさんを見学しにはじっこへ。1冊買う。
帰って来たら、なんとぬりえ屋さんはいない間に来て、次の用事があるからと風のように去ってしまったとぞ。わちきへの戦前紙ものをお土産として持ってきてくれて有り難し。意外と既刊が売れているとの報告をリさんから受く。外はひどい雨。並んでいる人は大変だ。
池川佳宏@saikifumiyoshiさんがご挨拶にみえる、ってかリアルで会ったのは初めて。なにやら南のほうで研究員をやるとかで、斎藤昌三以来の「趣味と研究」問題を思い出す。わちきは趣味が自然に研究になるのがいちばんいいと思っているので、マンガ研究に画期を開いてもらいたいと念じてます。
カレーパンを食べたら眠くなってしまい、座りながら寝てしまった。そういや椅子は1つしかないので、リさんにはクーラーボックスに座ってもらう。なぜか気に入って座ってもらってしまう。
うとうとしていたらピンバイス40年史はどうしてここで売っているのか、と疑問を呈すお客さんが現れたのでかくかくしかじかと説明す。

その後もちらりほらりと売れて行く。雨がふり続ける。以前、ブログを熱心に書いていた頃に知り合ったニット協会員サラリーマンtarimo99さんも来てくれた。嬉しきかな。
そうこうしているうちに3時前となり、みると盛林堂さんが早くも撤収作業をしている。そこで、撤収のタイミングやその経路などをうかがう。まったく何事にも先達はあらまほしきことなり。
リさんがつけていた販売統計から、あと1時間でどれくらい売れそうか予測し、われわれの撤収時間を決めていたら、いちど来てくれていたテオファントスさんが再来し、なればとて一緒に撤収することに。彼にはリさんが多大なる情報提供を受けており、特に蒐書家リストがらみで彼のゲットせる情報は一流なれば。
奇跡的に撤収時には雨がやんでいて、同人誌残本が濡れずにすむ。積み込んで無事離脱。
某駅へ移動しテオファントスさんを下ろした後、われわれはデニーズで反省会。いろいろ分析し、会計。結果として本日の売上げはウン万円となれり。

帰り、昼間の狂騒を回顧しつつ土砂降りの中で会場を見た。