書物蔵

古本オモシロガリズム

出版研究所での雑談

f:id:shomotsubugyo:20220317094932j:plain
銀座

きのふは所用ありて西方へ進出す。
午前中、お昼はあわてて連載原稿を書く。いつも重たくなっていけやせん。
昼過ぎ、頼みとて銀座のアンリ・シャルパンティへ参り、お見舞い返しやお持たせを購入。
夕方はいつものクリニック。隣に座ってた人が同期にそっくり。っていい忘れた。
それからおもむろに高円寺へ。銀行から送金などいろいろ。金額も金額だし、同じ銀行のほうが手数料が安かろとて。同じ銀行、実は本店が近くにあるんだが、本店なんちゅうものは縁なき衆生には不便なものでしかないから。
高円寺駅前にて牛丼特盛を2つ買う。それから、研究所へ移動。
出版研究所で森さんと牛丼特盛を食う。その際の話がいろいろ勉強になった。
牛丼については、松屋牛めしは実はレシピを吉牛からとったのではないか疑惑や、そのためかどうか、他のメニュウはナントカ丼なのに、牛丼だけは牛めしを呼称せる件につき、るる、教えてもらふ。
1990年代、水道橋白山通りにあった吉牛、松屋の話をする。当時は金欠だったので、味噌汁一杯につられて不本意ながら松屋へ行っていた件などを話す。当時、そこいらへんで夜バイトをしていたからねぇ。
もう時効だろうから書くけど、某学校校長室から人が―校長先生自身だった―が飛び出てきた件なんかなつかしい。どうやら女事務員を夜な夜な引き入れていたそうな。
書誌学はフォーマット学ではないかと問うたところ、いやサ、マテリアル学かもしれんよと。しかるにフォーマットとマテリアルはプラトン以来の対立概念にして、それらの関係はルーマンがこちゃこちゃやっとるよと。
マテリアルも、個物、個体は別の物体にして、しかるに同じ紙とされるは組成、つまりパターン、フォーマットが同じなればこそ言われるとて、その方向でアウフヘーベンするもよしかな。
もうひとつは、出版史で物語を排して実証を尊ぶ風につきて。これは1980年段階の稲岡先生と同じで、要するに一周回って元のところにいるの?ってな話。結論からいうと、実証だけでなく、これまでの物語も十分に分析対象にしなけりゃ、という話に。

福島で震度6強地震

はるばる帰ってきて、さうぢゃ、いつもの習慣とて、ガソリンが半分になったので満タンにしておく。11年前、東日本大震災時にすぐ、満タンにしておいて助かって以来の習慣なり。