書物蔵

古本オモシロガリズム

4月刊行予定『近代出版研究1号』 (予価2,000円)の目次

このまえ来た皓星社メルマガの末尾に、かような予告が載っていた。
というか、わちきも急きょ、書いたので(*ノω・*)テヘここで予告的宣伝をしておくなり。
4月刊行予定
目玉は読書猿さん、大月りゅうかん先生、菊池あきら先生あたりかしら(*´▽`)
実は図書館学系の方々もおられたりして(^-^;)
そして、わちきの古本フレンズ、調べ物フレンズもおるよ(=´∀`)人(´∀`=)
学問的には、いちばん手薄な明治初期の出版業界大転換について、本物の専門家ーーなんてったって、明治初期をメインにやっとる研究者は2、3人しかいないからねぇーーを呼んで、いろいろ聞いたところが意義深いかも〜

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近代出版研究所だより


近代出版研究1号』
4月刊行予定、予価2,000円
 「いまだ近代の書物についての知識の格納場所はない」という問題意識のもと、「日本の近代書籍についての小さい問題の登録所」として研究誌『近代出版研究』を創刊します! 年刊予定で、創刊号は小林昌樹所長に縁のある方々に寄稿をお願いしました。

目次(予定)
「研究座談会 明治期に活躍した出版社の近代性とは何か――稲岡勝を囲んで」
「「立ち読み」の歴史――それは明治二十年代日本の「雑誌屋」で始まった」小林昌樹
「来たるべき独学書史のためのプログラム」読書猿
「古本の記憶」大月隆寛
「“ハガキ職人系”民俗学者の奔放――宝塚文芸図書館員・辰井隆について分かったこと」菊地暁
「奥付と消費税――書籍の消費税総額表示を契機に考えたこと」下平尾直
「日記のすき間から掘り出す近代日本出版史」神保町のオタ
「西洋初期近代における出版と読者を探るために」安形麻理
「田中一貞の人柄と図書館論(前)」田村俊作
「新聞濫読のすすめ」松﨑貴之
明治10年代「図書館」は「書籍館」に何故取って代ったか――「図書」の語誌に見る意味変化と東京図書館における「館種」概念の芽生え」鈴木宏
「「幽霊版」(版数とばし)は大正初期に始まった?――フル本はルフ本」書物蔵
「戸家誠著作リスト(令和四年一月現在)」戸家誠
「楫取群馬県令と金港堂の『修身説約』出版」稲岡勝
「書評『日本人物レファレンス事典 図書館・出版・ジャーナリズム篇』」鈴木宏
「資料復刻 The biblio kids! ―1990年代前半の西洋書誌学通信紙」武者小路信和

 4月刊行に向けて、鋭意製作中です。ご期待ください。


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