書物蔵

古本オモシロガリズム

沖縄は出版が盛んとぞ

池宮紀子「「もうすぐ30年」のご褒美と激励」『出版ニュース』(2504)p11-142019年1月下旬号p 1月21日 発売から

いろいろ話をする中でよく驚かれるのが、ほぼ書籍売り上げの90%が県内向けであること。それなのに部数が初版だいたい2000部ということだ。現在全国出版でもかなり部数は抑えられているというのでこの数は驚きというわけだ。
 よく沖縄は出版が盛んですねと言われる。〔以下略p.14〕

筆者は沖縄の出版社ボーダーインクの人。社員は5、6名いるらしい。
有名な一人出版社、岩田書院さんは奥付に発行部数を刷り込むことで知られているが、『地方史文献年鑑』なぞ、年ごとに出版部数が減っているのが手に取るようにわかり、初版が2000というのは確かに沖縄は別格という感想につながるなぁ。