書物蔵

古本オモシロガリズム

新式貸本屋は公共図書館だった

書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo

書物蔵:古本オモシロガリズムさんが亀山インターをリツイートしました

すごい(*ω*;)´´
いろは貸本店の場所、はじめてしった

いろは貸本店のような「新式貸本屋」は江戸時代の貸本屋とちがって、まじめな本、学問の本を中心に貸出したもので、
明治10年代から30年代にかけて図書館がほとんどない時代に事実上、図書館の代替として機能したもの(σ・∀・)

書物蔵:古本オモシロガリズムさんが追加
亀山インター
@kameyama2017
昭和44年神田古本まつりのパンフレット表紙。明治35年の神田書店分布図。今とは道も違うのですな。
0:49 - 2018年3月2日

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新しい会話
書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

明治20年代、のち「新式貸本屋」と呼ばれるようになる、ちゃんとしたマジメな本もデリバリーしてくれる大きな貸本屋には、
・共益館
・いろは屋貸本店
・東京貸本社
・博覧堂
・石垣貸本所
などがあった。
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

当時、東大や各種高等学校には「附属図書館」があるにはあったが、それを使えた学生教員はほんの一握りのエリートでしかない。

地方から出世を夢みて、とりあえず上京、漢学塾などに奇遇する「遊学生」は5万人にも達したが、彼らが使えた公共の図書館は大東京でたった2つだけだった。
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

ひとつは、
東京図書館
これは後の帝国図書館である。下図のくにがまえにトの部分(昌平黌を転用)
もうひとつはこの東京図書館から「通俗書」をごっそり貸出(寄託)した
・大日本教育会附属書籍館
これが日本で最初の「通俗図書館」≒公共図書館となったのであった(図中の大日本教育会のところ)
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

5万人の遊学生にとって、マジメな本は高い。買えない。
でもそれを読まねば学問ができない、出世できない、ではどうするか?!
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

そのニーズに答えたのが、これらの「新式貸本屋」であったことは、意外と知られていない。
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

特にこれら新式貸本屋が事実上、(公共)図書館の替わりをしていたことは、後の公共図書館とかなり異なるサービス方法をしていたため―基本はデリバリーの貸出し、有料制―だったので、いまの我々からは見えなくなってしまっている。
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

明治10年代、20年代、江戸あらため文化の都、東京(東亰;「とうけい」とも)全体に図書館(当時はむしろ「書籍館」―しょじゃくかん―と呼ばれた)は事実上、1個〜2個!
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

そんななかで新式貸本屋公共図書館として果たした役割は大きかった
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‏ @shomotsubugyo
17 時間17 時間前

この新式貸本屋の研究書は次の1冊があるだけ。
・明治期「新式貸本屋」目録の研究 (日文研叢書)2010
ただこれは純然たる学術書なので、一般読書人にはややむづかしいかも…
いまいった読書史全体のなかで新式貸本屋をわかりやすく書いた本はまだなかったりもする…
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