書物蔵

古本オモシロガリズム

17世紀にオッフェントリヒェ・ビブリオテークが

森洋介さんに教わった( ´ ▽ ` )ノ

他方17世紀には,イタリア・フランス・イギ、リスなどで端を発した新しい社交形式(Ge selligkeitsformen )がブルジョア的な諸施設(コンサート,劇場,雑誌など)などを媒介として発展し,ヨーロッパ一円へと広がっていった。こうした諸施設は18世紀になり通常offent晴lichという付加語を伴う新しい罵語を生み出した。もffentlichesKonzert' (公開コンサート),'offentliche Zeitung' (公共新聞), 'offentliche Bibliothek' (公共問書館)などである。かくして17-18昔紀にかけて,これらの公共施設に集まる新しい意味でのP泊五cum (公衆)が形成され,
小出, 達夫「「公共性」概念の歴史的変遷 : W・コンツェほか『歴史の基礎概念』の項目「公共性」の要約と説明」『北海道大學教育學部紀要』72 1996年12月

へぇオモシロい。

オッフェントリッヒェ・ビブリオテークということば自体が17世紀にできたんだなあドイツ語圏では。

これはちゃうど拙ブログを始めた2005年ごろから気づいてゐたことなんぢゃが、日本の国立図書館とされるものが、実はやたらと「館種」を変えまくったから、かろうじて存続してきたことに気づいたので、「図書館」に、種類の語がつく現象にとても興味があるのだ。