東京新聞/中日新聞で作家の阿刀田高の自伝連載「この道」をやっている(オンラインDBに出ず。原紙から複写するしかない?)。たしか1990年代にも日経にこの人の記事があった憶へが。それはともかく。
阿刀田青年が肺病病みの後、国会図書舘に就職した話がある(6/30)。
私はここ〔文部省図書館員養成所の特科―別科?―〕で、図書館学の基礎を学び、国立国会図書舘の入館試験を受けた。/ここでも最後に健康チェックが残っている。私は病気の治癒を証明する書類やフィルムを持って行き〜このときは温厚で、やさしい老医師が丁寧に対応してくれて「あ、治っているね」
阿刀田氏がいうにはこの産業医はいらずらに組織防衛に奔ることなく、「見かけどおりの誠実さで、医師としての見解だけを貫いてくれたのだろう」ということで入館したのだという。
産業医にもいろいろゐるからねぇ。ってかわちきがあたった関先生はさばけたいい人だったなぁ。わちきもこの先生には感謝しとるです。
ちなみに阿刀田氏、同連載で
私の経歴を見て、文学部→図書館員→小説家…。
―初めから狙ってたんでしょ、そのコースを―
そうつぶやくむきもあろうけれど、それは違う。〔略〕小説は若いころから好きだったけれど、小説家になろうと考えたことは、三十代なkばまで実際に勧められて筆を執るまで一度もなかったのである。
とか(´・ω・)ノ