書物蔵

古本オモシロガリズム

京橋図書館「戦中日誌」といふのがあるらし

これを読むも、うーむ(゜〜゜ )

中身は標記翻刻(昭和8-昭和20)の紹介なんだけど、内務省寄託本の受領が1942年6月1日を最後に終わっていることから検閲作業が中止されたのでは、としているのはフライング。本が転送されることと検閲とは直結しないのでは。
「地域資料室から」というコラムがついてて、そこに、この資料は2010年に行われた京橋図書館設立百周年記念展示会の準備途中で発見されたものだとある。ほかにも「閲覧月報・蔵書月報、図書閲覧料などの納付書綴など多くの京橋図書館関係資料が未整理の状態となっていることが分か」ったという。
ただこの『郷土室だより』、ほとんど全部、中央区の江戸時代、近代の一般史記事となっていて、むしろ、江戸時代の海岸線だとか、商店名から引けるツールの一覧だとかが役に立つ。