書物蔵

古本オモシロガリズム

文献メモ

古書通信の編集長日記から

5月23日(水曜日)

この数日、市場で何点か落札出来た。その中に『岡山文化資料』というガリ版大和綴りの雑誌が5冊ほどある。昭和5、6年に嶋村友章という郷土史家を中心とした岡山・文献研究会が発行した雑誌で、毎号50ページ前後の分量だ。

欲しいかも(´∀` )

5月25日(金曜日)

扶桑書房の東原さんが、「日本近代文学」第86集に寄稿した「文学研究と古書価のことなど」の抜き刷りを届けてくれた。古書の需要や古書価の変遷から文学研究の変化、もっとはっきり言えば研究者に対する不安を、50年に及ぶ経験から書いている。個人全集、現代文学書、作家研究書の価格の暴落が意味する研究の変化というか限界、一方で見過ごされきた文献の存在、流石に当を得た見解である。

これは読みたい

5月30日(水曜日)

昨日書いた盛林堂さんのミニ展示のことをツイッターに書いたら、盛林堂さんがリツイートしてくれ、あっと言う間にフォロワーが十数件増えたのには少し驚いた。立ち上げたときに八木書店出版部と笠間書院さんがリツイートしてくれて以来の増え方だ。現在のフォロワー233。これはまだまだ少ない部類である。

ほへーさうなんだ。