このまへの日曜日、ユーセンくん等と飲んだ際、某出版史家にこういはれた。
『参考書誌研究』、デザイン変わってから中身つまんなくなったンで、買うのやめちゃったよ。創刊以来、ずっと持っているけれど。
一時期、私大図協の書誌作成部会といふのがあって、いろいろオモシロげなことをやっていたようである。
まえは実用品だった書誌
何年かまへ、一度、『参考書誌研究』について書いたことがあったけど、この雑誌はごく初期を除き、書誌ばかりになって「参考研究・書誌研究」ではなくなっておった。最近、業務報告みたいのを載せて、それ自体はとても参考研究とはいえんものだったけれど、てっきり編集方針が変わり、本来の書誌と参考研究の2本立てにもどったのかと思ったら、うわさでは変わりすぎて廃止になるとか。
件名目録が禄に整備されんかった時代、主題書誌は実用品でもあった。ただこれは、きちんとOPACで件名検索できるようになれば、(単行レベルしか収録しない)書誌は実用品ではなくなるわけである。もちろん、理論上は、の話で、日本の現状はその手前をウロウロしとるわけだが、いずれにせよ、早晩そうなる。