書物蔵

古本オモシロガリズム

2005(平成17)年12月25日(金)に、もり・やうすけ氏、拙ブログに来る。

下記に於いて、森さんを「どこのどなたかわからねど」としているから、これが初めてとおぼゆ。

ジュンク堂の怪人 2005/11/11 21:25 倉田氏については、「ジュンク堂書店日記」の8月13日、9月11日で言及されてるみたいだすね。

森洋介 2005/12/25 03:28 「当時白金になった」は「発禁」の誤植でハッキンが同音ゆゑとお察ししますが、ここでついでに豆知識を。淺岡邦雄説によれば、ハッキンは發行禁止、ハツキンは發賣・頒布禁止と昔の人は呼び分けてゐた節があるとのこと。ハツキンならそれ一册だけのことに過ぎませんが、ハッキンはその雜誌・新聞が廢刊に追ひ込まれるわけですから一大事です。淺岡氏は、戰前の檢閲のあとを留めた納本や乙部圖書やの行方を國會圖書館外に(再)發見されつつあり、以上はその口頭發表時に聞きました。

shomotsubugyo 2005/12/25 14:03 どこのどなたかわからねど,ありがとうです〜 直しますー
検閲制度については,全体像を判りやすく解説した単行本ってありますかねぇ?
浅岡さんは知らなかったです。実証的な研究を積み上げておられるようですが単行本にならないとなかなか参照しずらく… 国会図書舘外にあるという納本資料って,東京市立図書館に行ったやつかな?

森洋介 2005/12/26 20:44 單行本では、無いでせう。ジェイ・ルービン(Jay Rubin)氏の文藝檢閲研究も抄譯が『日本の文学』創刊號(有精堂、1984)に載っただけですし。あとは梅原北明の『文藝市場』の特輯で概略は記してあるとか、『昭和書籍雑誌新聞発禁年表』の解説とか、ですか。
現在は千代田圖書館で檢閲官が書き込みした納本が見られるさうです。今のうち?

shomotsubugyo 2005/12/27 00:58 ますますありがとです(^-^*) Jay Rubin氏ってのは知りませんでした。とりあえずこれをコピーするかも。古書市場でも出版警察ものは入手困難。わちきとしては検閲そのものよりも,その副産物の出版物コレクション形成に興味。
文部省検閲→内務省検閲→用紙割当庁→国会図書舘といった収集ルートで集まった本が,最終的にどのような形で残されたのか,あるいは残されなかったのか,という点に興味あり。
千代田って,市立駿河台図書館ですね。

上記でわちき、「コピーするかも」としているが、結局、せんかったのであった(^-^;)