書物蔵

古本オモシロガリズム

反目する蒐書家たち

城市郎の発禁本人生にかうある

斎藤昌三さんのところには直系の弟子が二人いたんですね。峯村幸造さんと佐々木桔梗さん。お二人は私のことをよくは思っていなかったようで、〜
ーー斎藤さんの葬儀の日に行かれてますね。
〜当日は受付をやったのですが、斎藤さんのお宅へ行くと、書庫が五寸釘で打ち付けられているんですね。峯村さんたちが、好事家が来て本を取られたら大変だといって、やったらしいんですよ。

すさまじ(・∀・`;)
そして五寸釘を打ったかひもなく、少雨荘の蔵書は散逸した…