書物蔵

古本オモシロガリズム

やうやく『発禁本』を拾う

趣味だか仕事だかの調べ物に根をつめていたら、不図、「古書展に行かねば」といふ気分になって、神保町の古書会館へ来てみた。
「んー(  ̄▽ ̄) なんかあるかすら…」とぐるぐる回る。
「ん?(・ω・。) 最近は女性もちらほらおるのね」とて在りし日のhisako姐さんを偲ぶ。「女性店主はすでに何人かおるけれど、女性バイヤーのひろがりに姐さんが資するところはあっただろう」と思ふ。オタどんも古書展でスレちがったかしら…(*゜-゜)
ぐるぐるしとると、

  • 城市郎コレクション : 明治・大正・昭和・平成 / [米沢嘉博構成]. -- 平凡社, 1999. -- (別冊太陽 ; . 発禁本 ; [1])
  • 地下本の世界. -- 平凡社, 2001. -- (別冊太陽 ; . 発禁本 ; 2)
  • 主義・趣味・宗教. -- 平凡社, 2002. -- (別冊太陽 ; . 発禁本 ; 3)

の3冊セットが3500円ででてたのでゲーット
いやサ、この本、出た時にはちやうど古本趣味を停止していた時代であったのと、いつもの城市郎氏のエロ文献開陳かと思ってスルーしていたのだが、昨今、故あって見直す必要があってみたら、なんとまぁ日本近代書誌研究上、きはめて重要な本であるといふことが判明。
さがしてたのだが、持っている人が手放さないらしく、古書価が安いのがなかなか見つからんかったのだ。
しかし3冊セットだけど、国会ではこんな書誌になっていて、ずいぶんちがふなぁ。

  • 発禁本. -- 平凡社, 1999.7. -- (別冊太陽)
  • 地下本の世界. -- 平凡社, 2001.6. -- (別冊太陽 ; 2)
  • 発禁本. 3. -- 平凡社, 2002.2. -- (別冊太陽)